水見壽男選 【日報俳壇】

蔦茂る余生人生あるがまま 富里 佐藤和子

 【評】蔦は春夏秋とそれぞれの季節に見合った芸をして、目を楽しませて呉れる。春の芽出しの初々しさ、夏の青春期そして秋の紅葉は人生真っ直中を思わせる。句の中七下五に人の生き甲斐の感慨がうかがわれ、下五の結びに句の余韻を引く。句作りの技 ・・・

【残り 1224文字】



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