2023年11月11日 05:00 | 無料公開
千葉駅前大通りの歩道上に出店したキッチンカー=10日、千葉市中央区
歩きたくなる街づくりを進めようと千葉市は10日、京葉銀行本店前(同市中央区)の歩道にキッチンカーを出店する社会実験を始めた。同行が8月に設置した休息スペースの隣に、週1回、1~3台程度キッチンカーが出店。同テラスで飲食することもできる。実験は来年2月までで、継続的な開催が可能か検証する。
市が同行や県内企業と連携し企画。千葉駅前大通りの同行本店前の歩道上には、市民らの憩いのスペースとしてベンチなどを置いた「パレットテラス」が設置されている。今回は同テラスを生かし、より滞在したくなる街にするため、毎週金曜日午前11時~午後7時にキッチンカーを出店することにした。
初日には、袖ケ浦市のカフェ「のうえんカフェ」が出店。同行の職員のほか、通りかかった市民らも足を止め、ロールキャベツや焼きおにぎり、スイーツなどを買い求めていった。
立ち寄った50代の会社員女性は「キッチンカーがあったので思わず買ってしまった。普段は何気なく通り過ぎてしまう道だが、今後もイベントがあればゆったり歩いてみたいと思った」と話した。
市の担当者は「広い空間を有効に使ってにぎわいづくりができれば」と期待している。出店予定は、CHIBASDGsParkletProject実行委のインスタグラムで更新する。