超大型機前で50人ダンス 小学生 制服衣装、専用ジェスチャーも 成田空港

巨大な航空機の前をステージにして、はつらつと踊る子どもたち=成田市の成田空港
巨大な航空機の前をステージにして、はつらつと踊る子どもたち=成田市の成田空港

 成田空港にある全日本空輸(ANA)の格納庫で、子どもたちが踊る「ANAキッズダンスフェス」が開かれた。2部制で小学生計約50人が参加。10月下旬に就航したばかりの超大型機エアバスA380「フライングホヌ」3号機の前で元気なダンスを披露した。

 子どもたちはパイロットと客室乗務員を模した衣装で登場。リズミカルではつらつとしたポップ音楽に合わせ、フライト業務で使うジェスチャーや、大きな翼を意識した振りを踊った。本番で初めて作ったフォーメーションも成功した。

 ダンスを通じて航空会社の仕事にも興味を持ってもらおうとANAが企画し、今年で3回目。ダンス経験が豊富な客室乗務員が講師となり、初心者を含む子どもたちが10月から週1回の頻度で計8回のオンラインレッスンを受けて臨んだ。

 市川市から来た小学1年の村島明日菜さん(6)は「緊張したけど楽しかった。たくさん練習した」と誇らしげ。ダンスが好きで参加した東京都練馬区の同6年、田中仁心さん(12)は「飛行機の前では普段踊れないので貴重」と喜んだ。

 講師の岩田叶子さん(25)は「練習を重ねるごとに子どもたちが上達してくれた。ダンスや飛行機が夢につながれば」と話した。


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