2024年1月3日 05:00 | 無料公開
大地震と津波を想定した避難訓練で集合した高校生や児童=富津市
富津市数馬の千葉県立天羽高と市立天羽小、市立中央保育所は、大地震と津波の発生を想定した合同避難訓練を実施した。
訓練は昨年12月に行い、天羽高では午前中に緊急地震速報と揺れの効果音が校内放送で流され、引き続き津波警報の発令が告げられた。全校生徒は教師の誘導で近くの高台にある天羽小へと一斉に避難し、同校児童や隣接する中央保育所の園児も次々と集まり、いざという時の対応を確認した。
生徒や児童ら約300人を前に、天羽高の角田雅義校長は「10メートル級の津波が来たら天羽高のグラウンドは標高8・2メートルなので水につかる。天羽小は16・4メートルだから大丈夫。登下校中だったら、とにかく高いところに避難して。そして、普段からどこに避難するか家族で話し合ってほしい」と呼びかけた。
訓練を終えて天羽高2年の渡辺光輝さん(16)は「まずは自分の命を守ることが大切ということを意識した」と話した。