薬草園で“料理教室” 身近な食材効果の解説も… 大多喜

 城西国際大学薬草園(大多喜町)で、体験学習「身近な薬草かんたんクッキング」が開かれた。地元の女性ら約20人が参加し、イチゴなどを使ってロールケーキづくりに取り組んだ。

 同園では約500種の薬用植物が栽培されている。体験学習は指定管理者の同大学が主催し、2010年から年に10回ほど開催。さまざまな薬草の調理方法を職員が指導する。

 イチゴなどを食材にしたロールケーキづくりでは、職員が「イチゴは利尿や滋養に良いとされています」と説明。参加者はイチゴが体内でどんな役割を果たすのかを理解しながら調理に励んだ。

 その後、会食。同じく利尿や血管拡張に効くとされるコーヒーとともにロールケーキを頬張った参加者から笑顔がこぼれた。

 大網白里市から参加した小倉しげこさん(71)は「食材の影響を説明してもらえてためになる。和食が世界で見直されている中、身近な食材を利用し健康維持ができるのは素晴らしいこと」と“料理教室”の魅力を話した。

 今後、新年度の参加者を受け付ける。問い合わせは同園、電話0470(82)2165。


  • Xでポストする
  • LINEで送る