救急車、搬送中に事故 成田の国道408号 通過させようと停止していた車に接触、病院到着4分遅れ

※写真はイメージ
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 匝瑳市横芝光町消防組合は22日、心肺停止状態の70代女性を搬送していた救急車が車に接触する事故を起こし、病院への到着が約4分遅れたと発表した。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。医師から搬送遅れと死亡の因果関係はないと説明を受けたという。

 同組合によると、女性は同市で20日午後に発生した交通事故で負傷。救急車は女性を印西市の病院に搬送中だった午後3時43分ごろ、成田市の国道408号で、救急車を通過させるために停車していた車と接触事故を起こした。事故処理を終え、約4分後に搬送を再開した。

 同組合は「本件を真摯(しんし)に受け止め、緊急走行時の安全管理を再度徹底し、再発防止に努めるとともに、住民の信頼回復に尽力していく」とのコメントを出した。


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