救急隊、119番の対象者取り違える 別の店の体調不良女性と混同 搬送40分遅れ 浦安市消防本部、ともに軽症

※写真はイメージ
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 浦安市消防本部は4日、飲食店からの119番通報で出動した救急隊が、体調不良の男性を搬送するはずだったのに、付近の別の店で具合が悪くなっていた女性を対象だと取り違え、男性を病院に搬送する対応が約40分遅れたと発表した。男性、女性ともに軽症という。

 同本部によると、11月29日午後9時10分ごろ、浦安市内の商業施設の飲食店から「20代ぐらいの男性客が酒を飲んで体調不良になっている」と119番通報があった。救急隊が現場に駆けつけたが、同じ施設内の別の飲食店にも同じ時間帯に酒を飲んで具合の悪い女性がおり、女性を119番通報の対象と取り違えた。女性の搬送直前に誤りに気付いたが、女性も体調が悪いため搬送したという。

 一方、男性のいた飲食店からは午後9時40分に2度目の119番通報があり、続いて現場に到着した救急車が男性を搬送した。同本部は「改めて職員に現場確認の徹底を図り、再発防止に努めたい」と話した。


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