明治天皇の百年式年祭 皇居と伏見桃山陵で 

「山陵に奉幣の儀」で、伏見桃山陵にちなんでささげられる桃の供物=30日午前、京都市伏見区

 明治天皇が亡くなって100年の命日にあたる30日、皇居の皇霊殿と明治天皇陵である伏見桃山陵(京都市伏見区)で「明治天皇百年式年祭の儀」が行われた。

 宮内庁は今回、伏見桃山陵で営まれた命日祭「式年祭」の「山陵に奉幣の儀」について共同通信に取材と撮影を許可。天皇陵での祭祀の実態はよく知られていないが、儀式の詳細が明らかになった。

 歴代天皇の霊をまつる皇霊殿での「皇霊殿の儀」は非公開。宮内庁によると、天皇陛下が古式にのっとった束帯姿で、明治天皇をしのび、国民の幸せと国家の繁栄を祈る御告文を読まれた。

 伏見桃山陵には天皇陛下の使い「勅使」が派遣された。


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