NIE大会、福井で開幕 新聞活用「考える人」に 

 教育現場の新聞の活用について実践報告をする第17回NIE全国大会が30日、福井市で「『考える人』になる」をテーマに2日間の日程で始まった。基調提案で実行委員長の寺尾健夫福井大教授は「小中高校で新聞を活用した学びを段階的にステップアップさせることで問題発見力や情報活用力などの育成につながる」と強調した。

 記念講演では、反貧困ネットワークの湯浅誠事務局長が「新聞を活用して『考える人』になることは良いことだ」と語った。ただ、今の社会では考える時間と議論する空間が不足しているとも指摘。新聞の活用に期待感を示した。


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