2012年8月2日 11:15 | 無料公開
横浜税関は2日、終戦後に海外からの引き揚げ者から預かったままの紙幣や旧日本軍が発行した軍票などを虫干しした。約13万人の約60万点を保管しており、持ち主や遺族に引き取りを求めている。 横浜税関によると、連合国軍総司令部(GHQ)が引き揚げ者に通貨などの持ち込みを制限したため、在外公館や全国の港に約44万人から約135万点が預けられ、返還作業は1953年に始まった。 横浜税関は全国最多の約83万点を預かったが、これまで約23万点を返還。昨年は152件の問い合わせがあり、北海道から福岡県まで50人に計534点を返したという。