2012年8月4日 12:35 | 無料公開
原爆で被害を受けながら現役で走り続ける路面電車の車両に乗り、小中学生らが被爆者の体験談を聞くイベントが4日、広島市で開かれた。教職員らでつくる広島平和教育研究所などの主催で、今回が24回目。 ともに15歳で被爆し、戦後は教員として自らの体験を証言してきた高山等さん(82)と下原隆資さん(82)が講師として参加した。高山さんは「みじめな状態になった人々の犠牲の上に今の広島があることを忘れてはならない」と声を震わせながら語りかけた。 小中学生や保護者ら約80人は二つのコースに分かれて路面電車に乗り、熱心に耳を傾けた。