2012年8月13日 18:30 | 無料公開
政府は13日、今年4~6月期の国内総生産(GDP)成長率が急減速したことを受け、景気対策を盛り込んだ2012年度補正予算案を今秋に編成する方針を固めた。円高、デフレ対策に加え、災害に備える防災、減災事業の追加などが柱。景気の先行きに「黄信号」がともっており、経済の下支えを目指す。 補正予算案は10月ごろ召集される見通しの臨時国会に提出する方向。ただ、野田佳彦首相が「近いうち」の衆院解散を確約し、遅くとも秋までに総選挙が行われるとみられる。政局の混迷で補正予算の編成が遅れれば、景気を冷え込ませる要因になる。