政府、東アジア外交再構築急ぐ 官房副長官補に木寺氏 

 政府は20日、中韓両国の大使を秋にも交代させる人事を内定し、東アジア外交の再構築を急ぐ構えだ。ただ沖縄県・尖閣諸島や島根県・竹島をめぐる問題で冷え込んだ両国との関係修復は容易ではない。日本外交の最重要課題の一つである対北朝鮮政策にも影響を及ぼしかねず、早急な局面打開策が求められる。

 一連の大使・外務省幹部人事に関し、次期外務事務次官に就任する河相周夫内閣官房副長官補の後任に、木寺昌人官房長(59)の起用が内定した。中韓両国や北朝鮮を担当する杉山晋輔アジア大洋州局長や、在日米軍再編などを抱える伊原純一北米局長は留任させる方向だ。


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