宮城の7魚種が価格下落 県、賠償対象に要求 

 宮城県は21日、今年5月に県沿岸や沖合で水揚げされた魚のうちタラやヒラメなど7魚種の平均価格が、東日本大震災前に比べて1~5割程度下落しているとの調査結果をまとめた。東京電力第1原発事故の風評被害とみている。

 宮城県の農水産物は、牛肉など一部を除き東電が賠償する際の基準となる国の中間指針で対象外となっている。県は調査結果を基に賠償対象に追加するよう求めていく。

 調査によると、今年1月~5月の県沿岸・沖合での水揚げ量が最も多かったマダラなどタラ類の5月の市場平均価格は、1キロ当たり36円で震災前から半値になった。


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