公債特例法案を衆院委員会可決 28日本会議採決へ 

公債発行特例法案を可決した衆院財務金融委=24日午前

 衆院財務金融委員会は24日午前、2012年度予算の執行に不可欠な公債発行特例法案を民主党の賛成により可決した。28日の衆院本会議で可決し、参院へ送付する。自民党は審議を欠席した。民主党は同党提出の衆院選挙制度改革法案についても、衆院政治倫理・公選法改正特別委員会で採決する構えをみせている。28日の衆院通過を目指している。

 与党は参院で過半数割れしており、両法案成立のめどは立っていない。自民党は民主党の国会運営が強引だとして、野田佳彦首相問責決議案を29日にも参院へ提出する方針。首相を今国会中の衆院解散に追い込みたい意向で、攻防は激化する。


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