来年３月のＪＲダイヤ改正に伴う京葉線の快速縮小問題で、ＪＲ千葉支社の土沢壇支社長らが２８日、千葉市役所を訪れ、神谷俊一市長に改正の背景や理由などを直接説明した。説明は冒頭のみの公開。終了後、報道陣の取材に応じた神谷市長は「納得のいく説明がなかった。予定通り改正を実施したいとの話があったが、私から改正の撤回と再考を強く申し入れた」と述べた。

　市長によると、支社側は快速縮小の理由について写真を示しながら混雑の平準化などが理由と従来通りの説明を繰り返した。一方で「地域への影響に対して思いが至らなかった面はある。いったん持ち帰って、どんなことができるのか検討する」との発言があり、市長は「支社からの回答を待ちたい。内容によってはＪＲ本社への申し入れも検討する」とした。回答時期などへの言及はなかったという。

　土沢支社長も取材に応じ「できることがあるか検討していく」と述べた。