内房総アートフェス実行委員会
「千葉県誕生150周年記念事業 百年後芸術祭 ~環境と欲望~ 内房総アートフェス」
「千葉県誕生150周年記念事業 百年後芸術祭~環境と欲望~内房総アートフェス」(略称:「百年後芸術祭‐内房総アートフェス‐」)は、10月21日(土)にKURKKU FIELDS(木更津)で『円都LIVE(エントライブ)』を開催しました。
『円都LIVE』は、YEN TOWN BAND (Vo. Chara)、Lily Chou-Chou (Vo. Salyu)、Kyrie (Vo. アイナ・ジ・エンド) が出演。岩井俊二監督と音楽プロデューサー小林武史による、「スワロウテイル」「リリイ・シュシュのすべて」「キリエのうた」の音楽映画3作で生まれた楽曲が演奏される、一夜限りの特別なライブに、約2500人のファンが集結し熱狂に包まれました。
『円都LIVE』では、まず現在公開中の映画「キリエのうた」より登場した「Kyrie (Vo. アイナ・ジ・エンド)」は、映画の挿入歌である「ひとりが好き」、「名前のない街」などを歌唱。特設ステージを目一杯に使い、ダンスも交えたパフォーマンスを披露しました。続いて登場した「Lily Chou-Chou (Vo. Salyu)」は、「回復する傷」「グライド」などを披露し、圧倒的な歌唱力と特徴的な歌声で会場を魅了しました。そして、「YEN TOWN BAND (Vo. Chara)」が登場。「スワロウテイル」の主題歌「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」など、計8曲を披露。楽曲中にステージを降りるなどパフォーマンスを見せ、会場を大いに盛り上げました。そして終盤には再び「Kyrie」が登場し、「キリエのうた」主題歌の「キリエ・憐れみの讃歌」を披露し、本日最大の盛り上がりをみせました。このステージには、音楽・映像・ダンス・光・テクノロジー(ドローン)を融合させたライブアートパフォーマンス「en Live Art Performance」も融合し、これまでにない新たなライブを演出しました。
なお、2023年12月に「円都LIVE」を、U-NEXTで独占ライブ配信することが決定しました。詳細は決まり次第改めてお知らせいたします。
また、同日はKURKKU FIELDS内で、地域の食の魅力が集う「EN NICHI BA(エンニチバ)」も開催。約20店舗の屋台が出店し、ライブを楽しみながら、多様な千葉の食材を味わう多くの人が集まり賑わいをみせました。「百年後芸術祭‐内房総アートフェス‐」は、今後も様々なイベントやパフォーマンス、アート作品展示などを通じて、100年後について考え、100年後の未来を創っていくための共創の場を生み出してまいります。
【円都LIVEの様子】
EN NICHI BA
EN NICHI BA
LIVE会場
Kyrie (Vo. アイナ・ジ・エンド)/Photo by 岩澤高雄
Lily Chou-Chou (Vo. Salyu)/Photo by 岩澤高雄
YEN TOWN BAND (Vo. Chara)/Photo by 岩澤高雄
【出演者コメント】
小林武史 コメント
「スワロウテイル」「リリイ・シュシュのすべて」「キリエのうた」3作品の時間軸が離れている映画が一つに繋がった奇跡的な夜になりました。最高でした。
Charaコメント
以前KURKKU FIELDSで(ライブを)やった時はコロナ禍ということもあり、規制があって、声が出せなかったりと限られていましたが、今日は(規制がなく)「アイナかわいい!」とか言えるし、それぞれの演出があってよかったです。
Salyuコメント
高校時代の憧れのヴォーカリストCharaさん、そして子供の頃に見た素晴らしい映画の独創的な世界観を作ったチームの最新作で本当に素晴らしいキリエちゃんを演じたアイナ・ジ・エンドさんを見て(「リリィ・シュシュのすべて」に参加していた)当時を思い出しました。長い時間軸の中に私もいさせていただいていることすごく光栄でした。
アイナ・ジ・エンド コメント
(ステージを終えてみて)死ぬ前の夢かな、実感がないです。ありがたいとしか言いようがないです。Charaさんの後にステージに出るのは足がガクガクで「帰りたい!」って一瞬なりました(笑)小林さん、岩井さんをはじめ全ての人に愛を教えてもらいました。
岩井俊二 コメント
こんな時がやってくるのかとなんか感無量としか言いようがないです。地道に頑張っていたら、こんなご褒美をもらえる日が来るんだなと思いました。
【出演者プロフィール】
小林武史
音楽家。80年代から現在まで数多くのアーティストプロデュースや映画音楽を手がけ、日本の音楽シーンを牽引する第一人者。Mr.Childrenの櫻井和寿、坂本龍一氏と非営利団体「ap bank」を立ち上げ、野外音楽イベント「ap bank fes」の実施のほか、東日本大震災後は復興支援活動に従事し、芸術祭「Reborn-Art Festival」を立ち上げるなど、様々な活動を行なっている。エネルギーと食の循環を体現できる「KURKKU FIELDS」を始めるなど、サステナブルな社会への取り組みにいち早く先鞭をつけてきた総合プロデューサーである。
Chara
1991年9月21日シングル「Heaven」でデビュー。オリジナリティ溢れる楽曲と独特な存在感で注目を集める。92年の2nd アルバム「SOUL KISS」が、日本レコードニューアーティスト賞を受賞。96年女優として出演した岩井俊二監督映画「スワロウテイル」が公開され、劇中のバンドYENTOWN BANDのボーカルとして参加。主題歌「Swallowtail Butterfly ~あいのうた」が大ヒット。97年のアルバム「Junior Sweet」でミリオンセラーを記録。収録の「やさしい気持ち」も大ヒット。この頃からライフスタイルやファッション性でも新しい女性像として注目され「Charaのような」とアーティストを形容する個性を確立する。デビュー30周年記念となる21 年には日本コロムビアへ移籍。シングル「A・O・U」「ohhh!」 のリリース、オーケストラとの共演、ドラマやCMへの出演等、今なお盛んな活動を行なっている。
Salyu
2000年、Lily Chou-Chouとしてデビュー。岩井俊二監督作品となる映画『リリイ・シュシュのすべて』に参加。2004年、Salyu名義でソロデビュー。2011年、声を多重録音する手法を用いた新プロジェクトsalyu × salyuを始動。現在は、さまざまな形態、編成、客演など実演家としての活動を中心に、コラボレーションや自身の研究プロジェクトを通してボーカル表現の新しい可能性を追究している。羽沢横浜国大駅(相模鉄道、JR東日本)の駅前にできた新しい街「HAZAWA VALLEY」のタウンソングに、小林武史プロデュースによる新曲「つづく」が使われている。
アイナ・ジ・エンド
2015年、「BiSH」のメンバーとして始動、翌年メジャーデビュー。ヴォーカリストだけでなく、ほぼ全曲の振付も担当。2021年、全曲作詞作曲の1stソロアルバム『THE END』をリリースし、ソロ活動を本格化。23年6月にBiSHを解散、現在はソロとして活動する。日本初上演となるブロードウェイミュージカル『ジャニス』(22)では、主演のジャニス・ジョプリン役を務める。2023年10月13日全国公開の岩井俊二監督最新作『キリエのうた』では映画初主演を務め、10月18日にはKyrie名義にてアルバム『DEBUT』をリリースするなど、多彩な才能を発揮し続けている。
【円都LIVE 概要】
・タイトル:円都 LIVE(エントライブ)
・日程:2023 年 10 月 21 日(土)
・開場:10:00(LIVEエリアは16:00) 開演:17:00(終演19:30予定)
・出演:YEN TOWN BAND (Vo.Chara、Cho.カマタミズキ)、
Lily Chou-Chou(Vo.Salyu)、Kyrie(Vo.アイナ・ジ・エンド)
・バンドメンバー:小林武史(Keyboards) / 名越由貴夫(Guitar) /
キタダ マキ(Bass) / 椎野恭一(Drums) / 四家卯大(Cello)
・場所:KURKKU FIELDS(千葉県木更津市矢那2503)
・特設サイト:https://100nengo-art-fes.jp/2023/08/28/ento_live/
【千葉県誕生150周年記念事業 百年後芸術祭~環境と欲望~内房総アートフェス 概要】
<開催趣旨>
市原市、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市の内房総5市を舞台に、千葉県誕生 150 周年事業の一環として、「広域連携」「官民協同」による初の試みとして、百年後芸術祭‐内房総アートフェス‐を開催します。アート、クリエイティブ、テクノロジーの力を融合し、百年後の新しい未来を創っていくための持続可能なプラットフォームとしての芸術祭を目指します。
<コンセプト>
百年後芸術祭は、千葉県を舞台とした百年後を考える誰もが参加できる芸術祭です。
100年後を思うことは「利他」そのもの。100年後に残したいアートとは何か?100年後に残したい音楽とは何か?
100年後に残したい食とは何か?100年後に残したいこととは何か?
この芸術祭は、一緒に100年後の未来を創っていくための、共創の場。
100年後を考え、表現することすべてが芸術活動になります。さぁ、一緒に100年後を考えてみませんか?
<Information>
百年後芸術祭ウェブサイト:https://100nengo-art-fes.jp/