29年間管轄海域守る 銚子海保の巡視艇とねかぜ 地球5周分航行、新艇と交代へ

船舶番号が消され、海の安全を守る任務を終えたとねかぜ=20日、銚子市
船舶番号が消され、海の安全を守る任務を終えたとねかぜ=20日、銚子市
任務を終えた巡視艇とねかぜ(手前)。後ろ側に見えるのは同保安部所属の別の巡視船
任務を終えた巡視艇とねかぜ(手前)。後ろ側に見えるのは同保安部所属の別の巡視船

 銚子海上保安部(銚子市)の巡視艇「とねかぜ」(26トン、全長20メートル)が約29年間にわたる任務を終え、市内で20日、解役式が行われた。職員らは船体の船舶番号を消すなどし、管轄海域で海難救助や犯罪取り締まりに従事してきた、とねかぜに感謝の気持ちを示した。

 同保安部によると、とねかぜは1996年3月に就役し、昨年末までの航行距離は地球約5周分に相当する約19万7300キロ。海難出動は623件、密漁などの犯罪摘発数は1371件に上った。船名は太平洋に注ぐ利根川に由来し、3月 ・・・

【残り 240文字、写真 1 枚】



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