パピナール中毒に陥る 太宰治と船橋(5) 中谷順子 【房総の作家】

 太宰治がパピナール(麻薬性鎮痛剤)中毒を自覚したのは、船橋に転居してきた昭和10年7月。転居前に盲腸炎から腹膜炎を併発し、阿佐ケ谷の篠原病院で痛み止めに処方されたパピナールの中毒で、経堂病院を経て船橋に転居したものの、中毒は完治し ・・・

【残り 1036文字、写真 1 枚】



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