借金の手紙で文体模索 太宰治と船橋(10) 中谷順子 【房総の作家】

 太宰は自身の金銭的な窮地を友人に訴え、たびたび無心の手紙を書いている。
昭和11年4月17日、淀野隆三宛書簡には「……生涯には様々なことがございます。私なども何か貴兄のお役に立つやうに、なりたいと、死にたい、死にたい心を叱り叱り、 ・・・

【残り 1027文字、写真 1 枚】



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