イオン船橋、売り場リニューアルし利便性向上へ 生活雑貨や子ども用品 品種ごと→利用シーンや年齢で商品まとめ

リニューアルオープンした7~12歳向けの商品をそろえた売り場で子ども服を選ぶイオン船橋店の来店客=22日、船橋市
リニューアルオープンした7~12歳向けの商品をそろえた売り場で子ども服を選ぶイオン船橋店の来店客=22日、船橋市

 総合スーパーを運営する「イオンリテール」は22日、リニューアルしたイオン船橋店の住まい・暮らし用品とキッズ・ベビー用品の売り場を報道関係者に公開した。リニューアルは同社が進める売り場改革の第二弾で、品種ごとから使用シーンや用途別に売り場編成を変更するなど、顧客の利便性向上を目指した。両売り場とも10%程度の売り上げ増が目標。

 同社は9月に暮らしのプライベートブランド「ホームコーディ」を一新し、10月にはイオン浦和美園店で新たな衣料品売り場を始めた。船橋店では次の成長戦略として、住まい・暮らしとキッズ・ベビーの売り場環境を刷新し、17日に改装オープンした。

 住まい・暮らし用品売り場は、顧客のライフスタイルに合わせて商品とサービスのコーディネート提案ができる構成に改編した。暮らし部門はテーブルウエアや家事雑貨など五つのゾーンで構成。スマートライフは家電とリフォームなどを融合し、生活の進化とサポートを提示する。

 売り場全体は床などを木目調で統一しナチュラルで明るい雰囲気を演出した。

 ベビー・キッズ売り場は0~3歳、3~6歳、7~12歳の年齢ごとに売り場を分け、子どもの年齢に合ったさまざまな商品を一度に見られるようにした。0~3歳児向け商品の売り場には実際に子どもがおもちゃを触れるコーナーも設置。また、それぞれ陳列・選出の仕方を変えるなどして、独自性のある店構えとした。

 子育て中という船橋市の女性会社員(33)は新装のベビー・キッズ売り場について「分かりやすくて良い。粉ミルクを買いに来たが、年齢に合ったおもちゃも見ることができた」と話した。


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