2014年1月28日 16:36 | 無料公開
京葉銀行が移転を進めていた八千代緑が丘支店(八千代市吉橋)が27日、開店した。東葉高速鉄道八千代緑が丘駅北側の土地区画整理事業地内への進出で新たな顧客獲得を狙う。移転元の古和釜支店(船橋市)は4月をめどにATMコーナーに造り替える予定。
新支店の建物は、千葉大研究者の協力で設計段階からシックハウス症候群の予防に努めた。民間施設では珍しい取り組みで、県内金融機関では初という。また、外壁は特殊なコンクリートを使い、同行のシンボルである「α(アルファ)」を無数にあしらった独特のデザインとした。土地・建物面積とも旧支店より広くとり、駐車場も9台から25台に増やした。
開店前のセレモニーで小島信夫頭取は「他行にない斬新な店舗になった。支店行員が努力し、地域の店舗として頑張っていきたい」とあいさつ。秋葉就一・八千代市長らとともにテープカットで開店を祝った。
船橋市の道路拡張工事で古和釜支店の移転が必要になったことに加え、計画人口1万4千人の駅北側地区は今後の発展が見込めることから、同行は昨年7月、約2キロ離れた同地区への新築移転を決めた。
古和釜支店は2月中旬までATMのみ稼働。いったん取り壊し、4月をめどにATMコーナーとして新築する予定。他にも同行は3月に横芝支店の新築建て替え、7月に津田沼支店の新築移転を控えている。