2023年6月1日 05:00 | 有料記事
多古町常磐地区の用水路で捕獲されたワニガメ=31日、同町役場
海神川で見つかった子どものカミツキガメ(船橋市環境政策課提供)
千葉県内で外来種のカメの発見が相次いでいる。船橋市内で5月、特定外来生物のカミツキガメが3匹発見され、うち子どもの1匹は生息域とされる印旛沼流域以外の川で発見。多古町では31日、似た外来種で特定動物のワニガメが同町で初めて見つかった。県生物多様性センターは「どちらも移動能力は高くない。遠くから移動してきたとは考えづらい」とし、飼育されていた個体が捨てられた可能性が高いと指摘。いずれのカメもかまれると大けがをする可能性があるため、注意を呼びかけている。
船橋市によると、18日、同市坪井町の坪井近隣公園の池で、いずれも甲羅の長さ24センチのオスとメスが1匹ずつ発見された。池は印旛沼とつながっており、昨年も発見されていたことから、市がわなを仕掛けていた。市の担当者は「本年度はあと3、4回わなを仕掛ける予定」と話した。
本来北米から中南米に生息するカミツキガメ ・・・
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