千葉県などが試験的に導入する方針を決めた東京湾アクアラインの変動料金制。アクアラインは特に休日の午後に川崎方面行きに慢性的な渋滞が発生し、アウトレットを抱えるインターチェンジ（ＩＣ）付近は生活道路にも車が入り込み住民の生活を脅かしている。地元の商工関係者は変動料金制を渋滞解消とともに、観光への貢献も期待。一方、ＩＣ近くの住民は効果を疑問視している。

　木更津商工会議所の池田庸会頭は「今はアクアラインで県外から来てアウトレットで買い物だけ、あるいはゴルフだけをして、そのまま帰る人が大半だと思う。変動料金制で帰る時間を少し遅くして木更津の街の中で時間をつぶし、食事や買い物などをして過ごしていただければ。料金にもっと差を付けた方が効果があると思うが、どの程度効果が現れるか注目したい」と話した。

　木更津市観光協会の野口義信会長も「混雑を解消する一つの方法」と歓迎。「遅く帰るようにシフトする観光客がいると、観光面でプラスに作用するのでは。食事でもして帰ろうと思っていただくと地元としてはありがたい」と期待した　・・・

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