解体危機、食堂車を救え 国鉄時代の希少な車両583系「サシ581形」 いすみ・ポッポの丘で保存・活用目指し鉄道ファンら支援募る

CFで移設費用を募っている583系電車食堂車「サシ581形」(梅原さん提供)
CFで移設費用を募っている583系電車食堂車「サシ581形」(梅原さん提供)
CFを呼びかける583系食堂車保存会の梅原さん
CFを呼びかける583系食堂車保存会の梅原さん

 解体の危機にある希少な国鉄時代の食堂車を青森県八戸市からいすみ市の鉄道車両保存施設「ポッポの丘」に運んで保存・活用しようと、鉄道ファンたちが移設にかかる1500万円をクラウドファンディング(CF)で募っている。

 1960~70年代に製造され特急として昼夜活躍した583系電車の食堂車「サシ581形」の1両。72~86年に東京都内と青森、盛岡など結ぶ長距離路線で活躍した後、八戸市の個人が所有。車両が置いてある土地の整備に伴い、老朽化した車両を解体処分せざるを得なくなったが、鉄道ファンが待ったをかけた。

 「食堂車は高度成長期の技術力を知ることができる貴重な遺産。未来 ・・・

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