2023年7月19日 21:26 | 有料記事
佐倉市役所
佐倉市教育委員会は19日、入園児の減少が続く市立幼稚園で3園全てを本年度末に閉園する方針を決定した。同日開かれた市教委定例会に閉園の方針案を諮り、教育長を含めた委員5人の全会一致で決まった。市教委の方針決定を受けて、市が本年度中に関連議案を市議会に提出する予定だが、閉園方針には一部保護者から反対の声も上がっている。
3園は「佐倉」「弥富」と2020年度から休園中の「和田」。市教委学務課などによると、19年10月に始まった幼児教育無償化の影響などで入園児が減少し、佐倉、弥富では本年度、定員計250人(4、5歳児)に対し通園は17人、20年度から約4分の1まで激減した。
うち4歳児は佐倉1人、弥富がゼロで、同課の調査では来年度の入園希望者も少数だったという。以降についても各園とも園児数の大幅増加が見込めないとして、幼児教育で求められる集団生活の場を確保するのが困難と判断した。昨年度は運営費として計約8800万円を支出していた ・・・
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