農業に役立つこと 一緒にやりたい ロボット研究の第一人者 千葉工大の古田所長 JAいちかわで講演

聴衆を前に話す古田さん=市川市
聴衆を前に話す古田さん=市川市
JAいちかわ本店で開かれた古田所長の講演会。会場は約220人と満席に=市川市
JAいちかわ本店で開かれた古田所長の講演会。会場は約220人と満席に=市川市

 ロボット研究の第一人者で、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo=習志野市)の古田貴之所長が、AI(人工知能)と農業をテーマに市川市のJAいちかわ本店で講演した。東京電力福島第1原発事故後に原子炉建屋内を調査した無人ロボットの開発で知られる研究者で、ユーモアを交えながらAIとロボットの飛躍的進化を紹介。農業にも活用できるとして「日本の農業に役立つことを一緒にやりたい」と生産者らとの連携を呼びかけた。

 設立60周年を迎えたJAいちかわが「農業分野のデジタル化の参考になれば」と特別講演を企画した。

 古田さんは映像を見せながら、自身のチームのロボット研究を紹介。人類は数百万年の歳月を経て進化を遂げたが、ロボットの脳に当たるAIの場合はコンピューターを使った「超高速学習」 ・・・

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