2023年8月4日 05:00 | 無料公開
見頃を迎えたマザー牧場のペチュニア「桃色吐息」=3日、富津市
富津市田倉のマザー牧場で、鮮やかなピンク色のペチュニアの改良品種「桃色吐息」が見頃を迎えた。目も覚めるような花色が山の斜面を染め、訪れた人たちのため息を誘っている。
牧場内の「花の谷」約5千平方メートルには約2万株が植えられ、花畑を眺められるウッドデッキも新たに設置。鮮やかな花色と青空とのコントラストが際立ち、標高約300メートルから望む房総丘陵の山並みも爽やかに広がる。
花畑の中では、家族連れらが小道を散策したり、写真を撮りながら思い思いに楽しんでいる。神奈川県相模原市の一家4人は「これが目当てで来た。きれいで癒やされる」と話した。
「桃色吐息」は南房総市の園芸家、杉井明美さんと千葉大が共同開発し、2014年から牧場内に植栽されている。今年で10年目を迎え、9月下旬ごろまで楽しめるという。