2023年9月9日 05:00 | 無料公開
職員名がひらがな名字のみに変更されたいすみ市の名札の例
いすみ市は9月から、市職員の名札をひらがなで名字のみ表記するように変更した。職員名はこれまで漢字を基本としたフルネームだったが、名札から名前を知られてトラブルになった他県の事例があることから、市総務課は「不安を感じる職員がいるので事前に対処することにした」としている。
対象は会計年度任用職員を含めた全職員約650人。読み方が難しい名字があることや高齢者、外国人らへの配慮もあって、分かりやすいひらがなにした。来庁者が見る各部署の座席表も同様に変更した。
職員のトラブル防止やプライバシーを守る観点から、名札の表記を見直す動きが全国の自治体で出ている。他県では名札の名前からSNSで検索されて声をかけられたり、ダイレクトメッセージが送られてきたりした例があったという。