クラゲ?それともタコ? 鴨川シーワールドで展示 ぷかぷかかわいらしく

(シーワールド提供)
(シーワールド提供)

 鴨川市の鴨川シーワールド(勝俣浩館長)は9日から、温暖な海域に多く生息する「タコクラゲ」の展示を始めた=写真。館内の展示施設「Kurage Life(クラゲライフ)」で観賞できる。

 タコクラゲは丸い「かさ」と、かさの下にある8本の口腕がタコを連想させることが名前の由来とされる。毒性は弱く、小さなプランクトンを捕まえて食べる。サンゴの仲間などと同様に体内に「褐虫藻(かっちゅうそう)」が共生しているため、光合成で得た栄養も得ることができる。

 鹿児島や沖縄など南の海域で多く見られる種類で、秋ごろに房総半島に出現するといわれている。今年は8月26日に館山市内の漁港で目撃情報が寄せられ、翌27日に飼育員が30匹を採集。採集した中には、かさの大きさが15センチを超える大型の個体もいるという。

 クラゲライフではこの他、「不老不死のクラゲ」ともいわれる「ベニクラゲ」を8年ぶりに展示。シーワールドは「ぷかぷかとかわいらしく泳ぐ姿を見てほしい」としている。

 問い合わせはシーワールド(電話)04(7093)4803。


  • Xでポストする
  • LINEで送る