2023年11月2日 05:00 | 有料記事
「景色と地形が残っているだけでも中世の面影に触れられる」。堀切跡に立ち、天神山城の魅力を語る山城ガールむつみさん=富津市
天神山城の御城印
富津市海良の湊川河口を見下ろす丘陵に築かれた中世の城郭「天神山城」の御城印が発行された。戦国時代には北条・里見両軍が攻防を繰り広げた舞台。城跡周辺は4年前の房総半島台風で荒れたが、住民有志が訪問道などの整備を進め、地域活性化資源として活用する動きが本格化している。
天神山城は、1469~87年に真里谷武田氏が築き、その後、小田原北条氏配下の戸崎玄蕃頭勝久が居城にしたとされる。北条氏が「天神山」に船で兵糧を運びこむ指示を出したとみられる文書も残り、緊迫した ・・・
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