2023年11月14日 05:00 | 無料公開
最優秀賞に選ばれた「多古タコ香ばしニラだれ」(多古町提供)
多古米に合うおかずを食べて審査する料理研究家のリュウジさん(右)と平山町長=多古町
千葉県を代表するブランド米「多古米」に合う“ベストパートナー”を決める「多古米おかず選手権」が多古町内の古民家宿「大三川邸」で開かれた。料理研究家のリュウジさん=千葉市出身=らが実食して投票し、最優秀賞に「tama」さんが考案した「多古タコ香ばしニラだれ」が選ばれた。
町企画政策課によると、全国からレシピ221品の応募があり、2度の審査で選ばれた10品が決勝大会に駒を進めた。決勝大会は2日間にわたって行われ、リュウジさんや平山富子町長、一般審査員ら146人が厳正に審査。大会最終日の模様はYouTubeでライブ配信もした。
激戦を制し、最優秀賞に輝いた「多古タコ香ばしニラだれ」は、一口サイズのタコとショウガやニラを混ぜ、ごま油の風味が食欲をそそる一品。リュウジさんは「米やお酒にも合う。ネーミングもすばらしい」とほめた。
優秀賞には、大和芋をタルタルソースにした「ちきん南蛮with大和芋タルタル☆」、長芋の食感が楽しめる「鶏モモ肉と長芋のニンニクオイスター炒め」、なめたけに豚ひき肉とショウガを加えた「ナメタニック」、ニンニクがたっぷりの豚そぼろ「米をほおばりたくなるスタミナ肉そぼろ」が選ばれた。
入賞したレシピは商品化を予定。リュウジさんは「レベルが高くてどれもおいしかった。(同選手権の)ホームページでレシピが公開されているので作ってみて」。平山町長は「地域食材を使うなど工夫を凝らしたレシピばかり。町の新たなブランドとして発信していきたい」と話した。
同選手権は、多古米に加えた新たな特産品を展開する地域ブランディング事業の一環で、3回目の開催。