上総４市の市長が集まり観光とまちづくりを議論するシンポジウムが１２日、木更津市内のホテルで開かれた。２０２０年の東京オリンピック開催を見据え、各市の観光資源の磨き上げと掘り起こしを進めるほか、連携を一層、強化する方針が確認された。

　一般社団法人「内外情勢調査会南房総支部」の主催で、県や市の観光担当職員のほか、観光協会や民間企業の約１００人が参加。

　４市長と県の佐藤忠信商工労働部長がそれぞれの取り組みを紹介し、今後の課題などを討論した。

　佐藤部長は「ターゲットをどこに絞るか、戦略的な検討が必要」と展望。首長からは、アウトレットにある県の観光情報館の充実を求める声も上がった。