高齢者見守りで協定 匝瑳市とコープみらい

 匝瑳市は、コープみらい(さいたま市、田井修司理事長)と高齢者らの見守り活動に関する協定を結んだ。宅配業務のコープ職員らが、組合員の高齢者宅などで異変を確認した場合、速やかに市へ連絡する。

 市は民生委員や社会福祉協議会などによる地域見守り活動のネットワーク強化を図り、コープは安心して暮らせる地域づくりに貢献することが目的。同様の協定は県内24市町目で、実際に千葉市などへ異変を通報した例がある。

 匝瑳市では全世帯の3割弱に当たる約3900世帯が組合員で、そのうち約860人が65歳以上の高齢者。太田安規市長は「高齢化世帯が年々増加している。見守り活動はありがたい」とし、コープ県本部の中秀夫地域政策・渉外広報担当部長は「地域のお役に立てれば。連絡先が明確になれば対応しやすい」と話した。


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