カラー収穫が最盛期 バレンタインやホワイトデーに 豊富な地下水で有数産地 君津

 全国有数のカラーの生産地、君津市で出荷が最盛期を迎えている。バレンタインデーやホワイトデーに向け、ハウス栽培のカラーが連日、収穫されている。

 同市では、約65戸の農家が「ウエディングマーチ」や「アクアホアイト」などの品種を栽培している。中でも小糸地区は、井戸から自噴する豊富な地下水を利用した湿地性カラーの一大産地だ。

 10~6月ごろまでが収穫時期で、市内では昨シーズンに約240万本を出荷。県内全体の約6割、全国では約3割のシェアを誇り、結婚式や贈り物用として利用されているという。

 約50年間カラーを栽培している鈴木健夫さん(70)は、2~3月の最盛期には1日2千本を収穫するといい、「今年は花が出るのが遅かったが今は順調。きれいな白い花なので、いろいろな方法で1本でも多く利用してほしい」と話していた。


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