2014年3月12日 11:13 | 無料公開
竹で作った灯籠(とうろう)約400本に点灯するチャリティーイベント「3・11鎮魂竹宵(たけよい)の集い~届けよう復興の光~」が11日、我孫子市のあびこショッピングプラザで開かれた。訪れた人々はコンサートに耳を澄ませ、主催の市民団体「住み良いまちづくり研究所」メンバーらが手作りした竹灯籠を眺めながら復興を祈った。
同研究所は我孫子市を拠点に環境保全などに取り組み、震災以前から「竹宵」と題して祭りなどで竹灯籠の展示などを行ってきた。イベントでは被災者がうたった詩の朗読や市民らの合唱、黙とうを行い、文字や富士の絵が浮かび上がる灯籠に点灯。ほのかな明かりが会場を包み込んだ。
同日までに岩手県陸前高田市の特産品を並べた物産展や我孫子市内小中学生によるコンサートも開催し、募金活動を実施。集まった募金は陸前高田市の小中学校復興基金に全額寄付する。浜崎慶子代表(68)は「竹宵を通じ、被災者を応援する。復興への活動を我孫子から全国に広げていきたい」と思いを話す。