新緑に映えるボタン 匝瑳・飯高寺の約500株

 匝瑳市飯高の飯高寺(飯高檀林跡)でボタンが見頃を迎えている。国指定重要文化財の講堂の裏庭に約500株が植えられ、目の高さに咲いた色とりどりの可憐(かれん)な花が新緑に映える。

 ボタン園は、地元住民でつくる「飯高檀林跡を守る会」が10年ほど前から整備・管理をしている。同会の木内新会長によると、今年は花がやや小ぶりで、赤や紫色の花は満開を過ぎたものもあるが、白やピンク色の種類は間もなく見頃。遅咲きの黄色は開花が大型連休後になるかもしれないという。

 27日には講堂をステージにした馬頭琴の演奏会が開催され、心地よい弦楽器の音色が境内に響いた。秋にも音楽演奏会を予定している。


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