2014年5月8日 11:10 | 無料公開
栄町に2年間住み込み、町民と交流しながらイベントを盛り上げ、町のPR役も務めたお笑い芸人コンビ「ゴールデンボーイズ」が、同町を拠点とする活動を“卒業”した。7日に町役場で“卒業式”が開かれ、お笑いを生かして元気を発信した2人に、岡田正市町長から表彰状が贈られた。
ツッコミのうっほ菅原さん(36)とボケの米田裕勝さん(36)のゴールデンボーイズは、所属する吉本興業が全国で展開する「あなたの街に住みます芸人」プロジェクトの本県担当を2011年から務めている。
当初、米田さんの実家のある市川市に住んでいた2人は12年5月、同町が特別に用意した「元気づくり特命課」の任期職員となり、町内に部屋を借りて移住。役場に出勤しながら行事の司会、子どもたちや高齢者との交流、お笑いイベント、ホームページでの情報発信などに奮闘。13年度は居住を続けたまま町外活動を増やす「特派員」となっていたが、このたび、栄に特化した役目が終了した。
卒業証書代わりの表彰状を受け取り、町職員が見守る中、あいさつを行った2人。うっほさんは「“2年前よりも町が元気になったよ”と言われたことがうれしい」と振り返り、米田さんは「皆さんが許してくれるなら“栄町出身の芸人です”と言わせてほしい」と少し目を潤ませた。
千葉県内での活動は継続。山形県出身のうっほさんは当面町内に住み続け、米田さんはいったん実家に戻って新たな居住先を探すという。「2人で栄町に住んでいた2年間はネタの宝庫」「メンタルが強くなった」と、芸の道でのさらなる活躍にも意欲。数は限られるが、本年度も町内の主要イベントには登場する見込み。