立ち直りへ前向きに 背中押す支援策要望 養老渓谷、被災の旅館 台風13号1週間

浸水被害で床をはがした食事スペースの状況を説明する秋葉さん。昨年改装したばかりだった=14日午前、市原市戸面の旅館「喜代元」
浸水被害で床をはがした食事スペースの状況を説明する秋葉さん。昨年改装したばかりだった=14日午前、市原市戸面の旅館「喜代元」
養老川が氾濫して水に漬かる旅館(秋葉さん提供)
養老川が氾濫して水に漬かる旅館(秋葉さん提供)
大きな岩が転がる粟又の滝付近。遊歩道右側の川岸が削り取られ空間ができている(大多喜町提供)
大きな岩が転がる粟又の滝付近。遊歩道右側の川岸が削り取られ空間ができている(大多喜町提供)

 台風13号に伴う記録的な大雨から15日で1週間。書き入れ時の紅葉シーズンを控える養老渓谷(市原市、大多喜町)は浸水や土砂崩れの被害が相次ぎ、養老川の川岸が削られ景観が変わってしまうほど自然の猛威にさらされた。被災した旅館は悩みながらも、少しずつ立ち直りの歩みを進めている。

 「復旧作業が思った以上に早く進んだ。協力してくれた皆さんのおかげ。本当にありがたい」。浸水被害を受けた旅館「喜代元(きよもと)」を経営する秋葉保雄さん(64)は感謝の気持ちを口にする。

 川沿いに立つ旅館は、川の水や雨水が1階に ・・・

【残り 865文字】



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