佐倉の住宅から男女遺体 2人の身元判明、住人の70代夫婦 いずれも窒息死か

2人の遺体が見つかった住宅敷地内を調べる警察官=6日午前10時5分ごろ、佐倉市
2人の遺体が見つかった住宅敷地内を調べる警察官=6日午前10時5分ごろ、佐倉市

 佐倉市高岡の住宅で男女2人の遺体が見つかった事件で、佐倉署は8日、死亡したのはこの家に住むいずれも無職の清宮一善さん(72)と妻の良子さん(70)と判明したと発表した。司法解剖の結果、2人の死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息の可能性があることも分かった。

 同署によると、一善さんは住宅敷地内にある物置で、首をつった状態で発見された。良子さんは住宅1階のリビングの床であおむけの状態で見つかり、ひものようなもので首を絞められた痕があった。遺書などは見つかっていない。

 捜査関係者などによると、2人暮らしで一善さんが良子さんの介護をしていた。外部から侵入された形跡はなかった。心中を図った可能性もあり、同署は詳しい状況を調べている。


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