千葉市「火葬待ち」深刻 冬季は最長2週間 遺族負担増 友引開場で対応も

火葬待ちが深刻化している千葉市斎場=同市緑区
火葬待ちが深刻化している千葉市斎場=同市緑区

 千葉市内唯一の火葬場・千葉市斎場(同市緑区)で、遺体を長期間火葬できない「火葬待ち」が深刻化している。特に死亡者が増加する冬季は待ち日数が長期化し、死亡日から2週間要した例もあった。市は1日当たりの火葬受け入れ件数を拡大。今月からは通常は閉場している「友引」も火葬を受け付けて対応している。

 同斎場は、2005年に供用開始。16炉で火葬を行っている。市生活衛生課によると、高齢化の影響で死者数が増加。07年度に6643件あった火葬は、昨年度1万646件と1・5倍以上になった。

 さらに、冬季は死者数が増える傾向にあり ・・・

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