能登地震、千葉県内で支援加速 県/情報収集へ珠洲に職員 流山市/姉妹都市に物資、募金も 君津市/災害用トイレ車、輪島へ

石川県珠洲市への出発を前に、熊谷千葉県知事(左)の激励を受ける県職員3人=4日、県庁
石川県珠洲市への出発を前に、熊谷千葉県知事(左)の激励を受ける県職員3人=4日、県庁

 石川県で最大震度7を観測した能登半島地震について、千葉県内で支援の動きが本格化している。県は4日、先遣隊として防災危機管理部の職員3人を石川県珠洲市に派遣。支援本隊の派遣を見据え、情報収集などを進める。流山市は、姉妹都市関係を結ぶ同県能登町に飲料水などの支援物資を届け、義援金の募集も始めた。君津市からは同県輪島市へ災害用トイレトレーラーが出発した。

 千葉県が派遣するのは防災危機管理部の座間勝美次長と危機管理政策課の高橋哲雄副主査、防災対策課の鳥海卓也主事。珠洲市で現地の支援ニーズを探るほか、同市や既に支援に入っている福井県などと役割分担などについての総合調整を行う。

 千葉県庁で出発式があり、熊谷俊人知事は「珠洲市は甚大なダメージを受け、情報発信もできない状況になっている。過酷な状況だと思うが健康に留意して支援業務に当たってほしい」と激励。座間次長は「被災地の役に立てるよう全力を尽くす」と誓った。

 3人は4日夜に千葉 ・・・

【残り 798文字】



  • Xでポストする
  • LINEで送る