入居者ら38人食中毒 君津市の老人ホーム

 県は27日、君津市広岡の老人ホーム「芙蓉ミオ・ファミリアマンション」の給食施設で食事をした55~97歳の入居者ら男女計38人が下痢や腹痛などの症状を訴え、このうち2人から食中毒の原因となるノロウイルスが検出されたと発表した。県は給食施設の料理が原因の食中毒と断定し、給食施設を29日まで3日間の使用停止とした。入院患者はなく、全員快方に向かっている。

 県衛生指導課によると、同施設から今月23日、「入所者に下痢や嘔吐(おうと)などの症状がある」と君津保健所に連絡があった。同所が調査したところ21日に給食施設で食事をした38人が発症し、11人が医療機関を受診していたことが判明した。このほか、給食施設の調理従事者4人も発症していた。


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