潮干狩り場を再開 12日から、油漂着なし 富津海岸

 神奈川県三浦市沖で貨物船同士が衝突し、流出した重油が千葉県南地域の海岸に漂着した問題で、富津漁協は7日までに、3月30日から休業していた富津海岸の潮干狩り場を12日から再開することを決めた。

 同漁協によると、3月28日に潮干狩り場の沖合で油の漂流が見つかり、同漁協は、周辺にオイルフェンスを設置して状況を監視していた。潮干狩り場への漂着は確認されていないことから、4日に再開を決定、7日からホームページで周知を始めた。

 12日は午前8時から同10時半まで潮干狩りを楽しめる。同漁協は「オイルフェンスを設置して安全を確認しているので大丈夫」と来場を呼び掛けている。

 同海岸の潮干狩り場は、3月15日にオープン。今年は、アサリの実入りが良好で量も豊富だといい、同漁協は客足の増える大型連休前の再開を目指していた。


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