2023年1月26日 05:00 | 有料記事
練習を見守る八千代松陰高陸上部長距離の大塚正人前監督=昨年12月、八千代市
昨年12月、京都市で開催された全国高校駅伝男子で八千代松陰が3位に入った。全国屈指の激戦区・千葉大会5連覇を成し遂げ、黄金期に入りつつあるチームを秋まで率いてたのが大塚正人前監督(58)。競技を嫌いにさせない指導法で30年以上選手を育ててきた。
八千代松陰高が年の瀬の都大路で表彰台に上がるのは、自身が1区を走り2位だった1982年以来40年ぶり。「OBとしてわくわく、どきどきしながら非常にうれしい一日になりました」。銅メダルを受け取る教え子を誇らしそうに写真に収めた。
◆原点「陸上好き」
市川市出身。東海大で箱根駅伝を走り、卒業後は保険関連の民間会社に2年間務めた。母校の八千代松陰高教員に転職し、陸上部長距離の顧問に就いたのは24歳の時。前職に不満はなかったが「どこか物足り ・・・
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