道の駅、帰還進む町の拠点に 福島・浪江、全面開業から1年

にぎわう「道の駅なみえ」=3月21日、福島県浪江町

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で、一時全町民が避難した福島県浪江町の中心部にある「道の駅なみえ」が、全面開業から1年となった。町民が少しずつ帰還し新たな町づくりが進む中、地元色豊かな品ぞろえが人気を集め、町の拠点になっている。

 2020年8月、B級グルメ「なみえ焼そば」も楽しめるフードコートや、野菜・海産物の売り場を整備してオープン。21年3月、全ての窯元が避難している伝統工芸品「大堀相馬焼」のコーナーと、山形県に移った「鈴木酒造店」の酒蔵も入り、全面開業した。

 平日でも駐車場が埋まることがあり、週末は家族連れや観光客でにぎわう。全面開業1年を迎えた3連休の3月21日も、震度6強の地震の直後にもかかわらず、多くの人が詰めかけた。

 運営する一般社団法人「まちづくりなみえ」代表理事の菅家清進さん(49)は「新型コロナウイルス禍でありながら県民によく知られる施設になり、目標通り運営できた。今後は県外にも、さらに魅力を発信していきたい」と話している。


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