福島原発デブリ23日にも回収へ 複数の粒を容器に収納

デブリをつかんでいる爪形の器具=22日、福島第1原発(東京電力提供)

 東京電力は22日、福島第1原発2号機で進めている溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しで、採取装置でつかんでいたデブリをアルミ製の運搬容器に移したと発表した。デブリは複数の粒状だった。23日にも採取装置が入る収納箱から運搬容器ごと回収し、取り出し作業が完了する見込み。

 東電によると、運搬容器に移したデブリは数ミリ程度の塊一つと、さらに細かい複数の粒状のものが確認された。もともと複数の粒だったのか、採取装置でつかんだり容器に移したりする際に砕けたのかは不明で、今後映像などを基に分析するという。

 デブリの試験的取り出しは昨年11月に続き2回目。


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