ちばの選挙

党幹部ら続々 衆院選にらみ応援合戦 県都白熱、最終盤へ

 14日投開票の市長選は最終盤に突入した。各候補の舌戦が激しさを増す一方で、各党幹部ら大物も続々来葉、国政選並みの応援合戦を繰り広げている。国政の対決構図と重なる県都決戦は次期衆院選を占うだけに、マイクを握る弁士もますますヒートアップ、選挙戦を盛り上げている。

 熊谷俊人候補(31)の応援には民主党の鳩山由紀夫代表、岡田克也幹事長が来葉。10日には蓮舫参院議員らが候補者とモノレールで市内を移動、「戦後ずっと続く助役から市長になる歴史に終止符を打つべきだ」と訴えた。

 きょう12日は菅直人代表代行が、最終日には鳩山代表が再び来葉。政権交代へ弾みをつけようと、名古屋、さいたまに続く政令市長選の3連勝を目指す。

 出馬表明が最も遅れた結城房江候補(65)だが、選挙戦折り返しの7日には共産党の志位和夫委員長がJR千葉駅前に駆け付け、他候補と支援する政党を批判し援護射撃。

 11日夕には党政策委員長の小池晃参院議員も稲毛駅前で演説。収賄事件に触れ「市政から汚職・腐敗の言葉を消し去り、政治を住民の手に取り戻す選挙」とし、候補者への共感の輪を広げてほしいと求めた。

 林孝二郎候補(63)の総決起大会には鳩山邦夫総務相が出席。街頭では「経験を積んだ確かな人を選んでほしい」と呼び掛け、地方行政を管轄する大臣として連携をアピール。

 11日には自民党の石原伸晃幹事長代理が千葉駅前で演説。争点のひとつ、蘇我スポーツ公園整備は「憩いの場であり防災の基地」と必要性を強調、「市民を守る人を選ぶ選挙だ」と訴え支持を求めた。


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