2009年10月31日 14:06 | 無料公開
任期満了に伴う柏市長選は、あす1日に投票が行われ、即日開票される。選挙戦は最終盤を迎え、いずれも無所属新人の3候補が政策の浸透に力を入れている。投票は午後8時に締め切られ、同9時15分から中央体育館で開票作業が始まる。大勢判明は同10時半ごろの見通し。当落の行方とともに、注目されるのは投票率。過去3回の投票率はおよそ25~30%で、低投票率に歯止めがかかるか、有権者の選挙に対する意識も問われる。
現職の本多晃市長(62)=4期=が今期限りでの引退を表明したため、新人3候補での少数激戦。立候補しているのは、経営コンサルタントの秋山浩保(41)=民主、市民ネット推薦、社民、新社会支持=、前市議で前議長の海老原久恵(42)、前市議で元議長の坂巻重男(60)の3氏。
秋山候補は、行財政改革を柱にしたマニフェストを配布しつつ、自転車部隊などで政策を訴える。街頭では民主党の国会議員ら著名人の応援演説を受ける。
海老原候補は、市民が主役と位置付け、政策を列挙したマニフェストを活用する。著名人の応援を受けずに街頭演説や街宣車から地道に訴える。
坂巻候補は、大型事業に対して中止を含めた見直しを掲げ、さらに、特別職・議員の報酬を日当制にすると主張する。駅頭演説や街宣車からの訴えが中心。
1日は、市内72カ所で午前7時から午後8時まで投票が行われる。同市の有権者数は24日現在で32万1447人(男16万194人、女16万1253人)。前回の投票率は30・18%だった。