2009年11月25日 14:54 | 無料公開
任期満了に伴う酒々井町長選が24日、告示され、いずれも無所属で、前町議の引地修一氏(65)と、現職の小坂泰久氏(61)の2人が立候補を届け出、激しい一騎打ちの選挙戦がスタートした。4年間の実績を強調し「町政第2ステージへ」と再選を目指す小坂氏に対し、引地氏は「大型公共事業の見直し」を公約の柱に掲げており、南部地区新産業団地と(仮称)東関道酒々井ICに関連して町が進めてきたアクセス道路整備や、中川調整池建設計画の是非が争点となりそう。
引地候補は同町中央台の京成酒々井駅前広場で出陣式を行い、支持する町議や町民団体スタッフら約50人を前に第一声。「このままコンクリート工事を続ければ“第二の夕張”になりかねない。無駄な公共事業をやめさせ、本当に町民に優しい、皆さんが主人公の町にするためたたかう」と訴えた。
小坂候補は同町尾上の駐車場で国会議員や県議、周辺自治体の首長、地元議員、支持者ら約250人を集め出陣式。子育て支援の充実、安全安心、福祉先進の町づくり-を重点施策として挙げ、「実現のためまい進する。(町政)第2ステージとして確かな明日を築いていきたい」と決意表明した。
投票は29日午前7時から午後8時まで、町体育館など8カ所で行われ、午後9時から中央公民館講堂で即日開票される。
23日現在の有権者数は1万7928人(男9010人、女8918人)。